【2025年最新】株を始める人が急増中!でも本当に儲かってる?最新データから読み解く投資のリアル

投資ニュース解説

「最近、周りでNISAや株を始めたって話をよく聞くなあ…」

「自分も乗り遅れちゃいけないのかな?」

そんな風に感じているあなたに、まさにピッタリのニュースが飛び込んできました!

2025年7月4日、東京証券取引所などが「2024年度、個人の株主が11年連続で増えて、過去最多の8359万人になりました!」と発表したんです。

個人株主、11年連続で増加 堅調相場、NISA普及
東京、名古屋、福岡、札幌の四つの証券取引所は4日、2024年度の個人株主が延べ人数で前年度比914万人増の8359万人になったと発表した。11年連続で増加し、10年続けて過去最多を更新した。堅調な株 ...

なんと、1年間で914万人も増加!これは、ぼくたちと同じように「将来のために何か始めたい」と考えて、株の世界に一歩踏み出した仲間が、日本中にたくさん増えている、ということなんです。なんだか心強いですよね。

でも、このニュース、ただ「仲間が増えてよかったね!」で終わるだけじゃないんです。記事をよーく読んでみると、

  • 「株主の数は増えたのに、個人が持っている株の合計金額は減っている…?」
  • 「日本株を一番たくさん買っているのは、実は日本人じゃない…?」

といった、ちょっと気になるポイントも見えてきます。

この記事では、この最新ニュースを深掘りしながら、「今の日本の株式市場で何が起きているのか」「これから投資を始めるぼくたちは、何を知っておくべきか」を、世界一やさしく解説していきます。

この波に乗り遅れないためにも、まずは今の状況をしっかり知ることから始めましょう!


なぜ?個人株主が増えている2つの大きな理由

「それにしても、1年で914万人も増えるなんて、すごい勢いだよね。どうしてこんなに株を始める人が増えているの?」

その疑問、すごく良いポイントです!今回のニュースでは、個人株主が増えた背景として、主に2つの大きな理由が挙げられています。

理由1:好調な株式相場

一つ目は、ここ最近の株価が全体的に好調だったことです。ニュースで「日経平均株価が史上最高値を更新!」なんて言葉を耳にした方も多いのではないでしょうか。

株価が上がっていると、「今始めれば、自分も利益を出せるかも?」と期待する人が増えますよね。実際に利益を出した人の話を聞いて、「じゃあ自分も」と新規参入する人が増える、という好循環が生まれていました。お祭りのように市場が盛り上がっていると、参加してみたくなるのが人情というものです。

理由2:新NISAの普及

そして、もう一つのもっと大きな理由が、2024年から始まった「新NISA」です。

これはもう、革命的と言ってもいいくらい、ぼくたち個人投資家にとって追い風となる制度です。おさらいすると、

  • 年間最大360万円まで投資できる
  • そこで得た利益には税金がかからない(非課税)
  • 非課税で持てる期間は無期限
  • 一度売却しても、非課税枠が翌年に復活してまた使える

こんなおトクな制度が国によって用意されたことで、「今まで投資は怖いと思っていたけど、これなら…」と、多くの人が投資を始める大きなきっかけになりました。特に、スマホアプリで簡単に口座開設から商品の購入までできるようになったことも、投資へのハードルをぐっと下げてくれました。

この「好調な相場」と「新NISAという最強ツール」の合わせ技によって、これまで投資に縁がなかった層まで含めて、多くの人が株式市場に参加してきた、というのが今回の株主増加の大きな背景なんです。

ちょっと待って!気になるデータ「保有額の減少」

「なるほど、株を始める人が増えた理由はよくわかった。でも、ニュースにあった『株主の数は増えたのに、個人の保有金額は減った』って、どういうこと?みんな損しちゃったの?」

これは、今回のニュースで最も不思議で、重要なポイントかもしれません。株主が914万人も増えたのに、個人投資家が持っている株の合計金額は、前年度より6兆円以上も減っているんです。

これには、いくつかの理由が考えられます。

カラクリ1:「延べ人数」のマジック

まず、ニュースで発表された「8359万人」という数字は、「延べ人数」である点に注意が必要です。

  • 解説: 「延べ人数」とは、企業の個人株主数を単純に合計した数字です。例えば、ぼくがA社、B社、C社の3つの会社の株を持っていたら、「3人」としてカウントされます。
  • つまり: 新NISAをきっかけに、多くの人が「まずは少額で、色々な会社の株を少しずつ買ってみよう」と考えたとします。そうすると、投資家1人が複数の会社の株主になるため、「株主の数(延べ人数)」は大きく増えます。でも、一人ひとりの投資額が少額なら、全体の「保有金額」はそこまで増えない、という現象が起こり得るのです。

カラクリ2:利益確定売りと相場の変動

もう一つ考えられるのが、年度末にかけての株価の動きです。

  • 解説: 2024年度は、年度の後半にかけて株価が大きく上昇しました。含み益が大きくなった個人投資家の中には、「一旦利益を確定させておこう」と、持っていた株を売却した人たちが一定数いたと推測されます。
  • さらに: 年度末(2025年3月末)にかけて、少し相場が調整して株価が下落する局面もありました。調査の基準日である年度末の株価が、その前よりも少し低かった場合、持っている株の数は同じでも、評価額(合計金額)は下がってしまいます。

これらの理由から、「株主は増えたけど、保有金額は減った」という、一見すると矛盾したようなデータになったと考えられます。決して「新しく始めた人がみんな損をした」というわけではないので、安心してくださいね。

主役は誰?日本株を買っているのは「外国人」という事実

さて、もう一つ、ぼくたちが知っておくべき重要な事実が、ニュースの後半に書かれていました。それは、「投資部門別の株式保有比率」です。

これは、「日本の上場企業の株を、どういう人たちがどれくらいの割合で持っているか」を示したデータです。2024年度の結果を見てみましょう。

  • 外国人投資家:32.4%(過去最高!)
  • 事業法人(企業間の持ち合いなど):18.7%(過去最低…)
  • 個人投資家(ぼくたち):17.3%

この数字を見て、どう思いますか? そう、実は今の日本株市場の最大のプレイヤー、つまり一番たくさん株を買ってくれているのは、海外の投資家たちなんです。ぼくたち日本の個人投資家全体の保有額よりも、外国人投資家の方がずっと大きいのが現実です。

「え、なんで外国の人が日本の株をそんなに買うの?」と疑問に思いますよね。 それは、彼らが「今の日本企業は魅力的だ」「これからもっと成長するだろう」と考えて、期待を込めて投資してくれているからです。

例えば、長年続いたデフレからの脱却の兆しや、企業統治の改善(株主を意識した経営への転換)、そして世界的に見ても日本の株価がまだ割安だと判断されていることなどが理由として挙げられます。

これは、ぼくたちにとって非常に重要な視点です。自分たちが住んでいる日本の企業に対して、海外のプロの投資家たちが大きな魅力を感じている。この事実は、ぼくたちがこれから日本の企業に投資していく上で、大きな自信とヒントを与えてくれるのではないでしょうか。

じゃあ、どうすればいい?明日からできること

ここまで、最新ニュースを元に「個人投資家の増加」「保有額減少のナゾ」「外国人投資家の存在」といった、今の株式市場のリアルな姿を見てきました。

「仲間が増えているのは嬉しいけど、なんだか色々なデータがあって、やっぱり難しそう…」と感じたかもしれません。

大丈夫。最後に、このニュースを踏まえて、ぼくたち投資初心者がどう行動すればいいのか、具体的なアクションプランを3つにまとめました。

  1. 「ブーム」に踊らされず、自分のペースを守ろう
    • 個人株主が増えているというニュースを見ると、「早く始めなきゃ!」と焦ってしまうかもしれません。でも、投資で一番大切なのは、周りの雰囲気に流されることではなく、自分のペースで続けることです。ブームはいつか落ち着きます。大切なのは、コツコツと学び、自分の資産を長期的に育てていく視点です。
  2. 「少額・分散」を徹底しよう
    • ニュースの「保有額減少」のカラクリでも見たように、多くの人が少額から複数の銘柄に投資を始めています。これはリスク管理の観点から非常に賢明な方法です。新NISAという素晴らしい制度を使って、まずは月々数千円から、1つの商品だけでなく、性質の違う複数の投資信託などに分けて投資する「分散投資」を心がけましょう。
  3. 「外国人投資家」の視点をヒントにしよう
    • 日本株の主役が外国人投資家であるという事実は、面白い視点を与えてくれます。「なぜ彼らはこの日本企業に投資するんだろう?」と考えて、その企業の魅力や将来性を調べてみることは、素晴らしい勉強になります。彼らと同じように、グローバルな視点で日本の価値を再発見してみることで、有望な投資先が見つかるかもしれません。

投資は、短期的な勝ち負けではありません。社会や経済の動きを学びながら、自分の資産を育てていく、知的な冒険です。今日のニュースをきっかけに、あなたもその冒訪の第一歩を踏み出してみませんか?

まとめ

お疲れ様でした!今回は「個人株主が過去最多に!」というホットなニュースを深掘りしてみました。最後に、今日の重要なポイントを振り返っておきましょう。

  • 仲間は増えている!:新NISAをきっかけに、個人投資家は11年連続で増加中。あなたも一人ではありません。
  • 数字の裏側を読もう!:「株主は増えたけど保有額は減少」というデータには、「延べ人数」や「少額分散」といったカラクリがありました。数字の表面だけ見て焦る必要はありません。
  • 主役は外国人!:今の日本株市場を動かしているのは、海外の投資家たち。彼らが日本企業に期待しているという事実は、ぼくたちにとっても大きなチャンスの表れです。
  • 大切なのは自分のペース!:周りのブームに流されず、少額・分散を基本に、長期的な視点でコツコツ続けることが成功への一番の近道です。

「投資家の裾野が広がった」という今回のニュースは、一部の専門家だけのものであった「投資」が、より身近で、誰にでも開かれたものになってきたことを示しています。これは、ぼくたちにとって非常に喜ばしいことです。

この大きな変化の波に乗りながらも、決して焦らず、自分自身の頭で考え、学び続ける。その姿勢さえ忘れなければ、きっと投資はあなたの未来を豊かにする力強い味方になってくれるはずです。

このブログが、あなたの「知的な冒険」の羅針盤となれば、ぼくは最高に嬉しいです。さあ、一緒に未来への資産づくりの旅を楽しみましょう!

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