速報:NISAがさらに進化!?金融庁が「スイッチング」解禁を要望!
2024年から始まった新NISA、活用していますか?「まだ始めていない…」「始めたはいいけど、このままでいいのかな?」なんて思っている方も多いかもしれませんね。
そんな中、私たちの資産運用に大きな影響を与えるかもしれない、ビッグニュースが飛び込んできました。
2025年8月26日、金融庁が「NISAの運用商品を入れ替える『スイッチング』を可能にしてほしい」と、2026年度の税制改正で要望したことが報じられたんです。

「スイッチング?何それ、美味しいの?」と感じたあなた、その感覚、正常です。投資初心者の方には聞き慣れない言葉かもしれませんね。
でも、安心してください。この「スイッチング」は、あなたのNISAでの資産運用を、もっと自由に、もっと柔軟にしてくれる可能性を秘めた、まさに「神改正」とも言える重要なポイントなんです。
この記事では、
- そもそも「スイッチング」って何?
- 今のNISA制度の何が問題だったの?
- スイッチングが解禁されると、私たちにどんなメリットがあるの?
- 今後の見通しと注意点は?
といった疑問を、投資初心者の方にも分かりやすく、どこよりも丁寧に解説していきます。この記事を読み終わる頃には、あなたもNISAの未来にワクワクしているはず。ぜひ最後までお付き合いくださいね。
そもそも「NISAのスイッチング」って何?今の制度の弱点とは?
まずは、今回のニュースの核心である「スイッチング」について、基本から見ていきましょう。これを理解するためには、まず現在のNISA制度が抱える、ちょっと不便な「弱点」を知る必要があります。
現行NISAの大きな壁:「非課税枠は売却しても復活しない」
新NISAには、生涯にわたって非課税で投資できる上限額として「生涯非課税保有限度額(1,800万円)」と、1年間に投資できる上限額「年間投資枠(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の合計360万円)」がありますよね。
ここで重要なルールが一つ。現在、NISA口座で保有している金融商品を売却した場合、その商品の「簿価(ぼか)」、つまり「買ったときの金額」分の年間投資枠は、その年には復活しないんです。
「え、どういうこと?」
具体例で考えてみましょう。
2025年のNISA年間投資枠360万円のうち、200万円を使ってA社の株を買ったとします。
- あなたの今年の残り投資枠は、360万円 – 200万円 = 160万円 です。
その後、A社の株価が好調で、250万円に値上がりしたので「利益を確定させたい!」と考えて売却しました。
- この時点で、あなたは50万円の利益(非課税!)を手にしました。やったね!
- しかし、A株を売却しても、一度使った200万円分の年間投資枠は、その年(2025年中)には復活しません。
- したがって、あなたの2025年の残り投資枠は、160万円のまま。売却した200万円分を使って、すぐに別のB社の株を買う、ということはできないのです。
この「枠が復活しない」というルールが、実は投資家にとって悩みのタネでした。
- 「他に有望な投資先を見つけたけど、今年の枠を使い切っちゃったから乗り換えられない…」
- 「資産のバランスを整えたいけど、売却すると枠が減るからためらってしまう…」
このように、柔軟な資産の「入れ替え」がしにくいという、大きな壁があったわけです。
「スイッチング」解禁が、その壁を打ち破る!
そこで登場するのが、今回のテーマ「スイッチング」です。
スイッチングとは、保有している金融商品を売却して、その資金で別の金融商品を購入することを指します。いわば「商品の入れ替え」ですね。
そして、金融庁が要望している改正案のすごいところは、スイッチングのために商品を売却した場合、その商品の簿価(買ったときの値段)分の年間投資枠が、すぐに復活するようにしよう、という点にあります。
先ほどの例で、もしスイッチングが解禁されたらどうなるでしょうか。
スイッチング解禁後の例:
- 200万円で買ったA社の株を250万円で売却します。
- すると、売却したA株の簿価である200万円分の年間投資枠が、その場で復活します。
- あなたの残り投資枠は、160万円 + 200万円 = 360万円 に戻ります。
- つまり、売却して得た資金を使って、すぐに別の商品を購入できるのです。
どうでしょう?この違い、めちゃくちゃ大きくないですか? これまで「一度使ったら終わり」だった年間投資枠が、売却によって「復活」するようになる。これにより、私たちの資産運用は劇的に自由度を増すことになるのです。
スイッチング解禁で何が変わる?投資初心者のための3大メリット
では、この「スイッチング」が解禁されると、具体的に私たちの資産運用はどう変わるのでしょうか?特に投資初心者の方に知ってほしい3つの大きなメリットを、分かりやすく解説します!
メリット1:資産の健康診断!「リバランス」が超カンタンに!
投資の基本に「分散投資」があります。値動きの異なる複数の資産(例えば、国内外の株式や債券など)に分けて投資することで、リスクを抑える考え方ですね。
しかし、運用を続けていると、それぞれの資産の価格が変動し、当初決めた理想の資産配分(ポートフォリオ)が崩れてきてしまいます。
例えば、「株式50%:債券50%」で始めたのに、株価が大きく上昇した結果、「株式70%:債券30%」のようになってしまうケースです。これでは、自分が思っている以上にリスクの高い状態(株式偏重)になってしまいますよね。
この崩れたバランスを、当初の比率に戻す作業のことを「リバランス」と言います。資産の健康診断のようなものですね。リバランスを行うことで、リスクを取りすぎていないかチェックし、安定した運用を目指すことができます。
現状の課題として、リバランスをするには、増えすぎた資産(この場合は株式)を一部売却し、減ってしまった資産(債券)を買い増す必要があります。しかし、現行NISAでは、株式を売却するとその分の非課税枠が使えなくなってしまうため、リバランスをためらう人が多かったのです。
スイッチングが解禁されると、非課税枠の減少を気にすることなく、増えた株式を売って、その枠ですぐに債券を買い増すことができます。これにより、年に1回など定期的に資産のバランスを見直し、常に自分に合ったリスク管理をしながら、効率的に資産を育てていくことが可能になるのです!
メリット2:人生のステージに合わせろ!「リアロケーション」が自由自在に!
リバランスと似た言葉に「リアロケーション」があります。
- リバランス:資産配分の「比率」を元に戻すこと(定期メンテナンス)
- リアロケーション:資産配分の「比率そのもの」を根本的に見直すこと(戦略の変更)
これは、ライフステージの変化に合わせて、資産配分全体を見直すことを指します。
例えば、
- 20代〜30代の現役世代:まだ働く期間が長く、リスクを取って積極的にお金を増やしたい時期。→ 株式の割合を多めに(積極型)
- 50代〜60代のリタイア直前世代:これから資産を取り崩していく時期。大きな値下がりは避け、安定運用を重視したい。→ 債券など安定資産の割合を多めに(安定型)
このように、年齢や家族構成、ライフプランによって、最適な資産配分は変わっていきます。車に例えるなら、若い頃はスポーツカーに乗っていたけど、家族ができたらミニバンに乗り換える、といったイメージです。
現状の課題は、いざ「株式の割合を減らして、債券を増やそう」と思っても、現行制度では大量の株式を売却すると、その分の非課税枠がごっそりなくなってしまうことでした。長期的な視点での大きな資産の入れ替え(リアロケーション)が、非常にやりにくかったのです。
スイッチングが解禁されると、ためらうことなく、保有している株式の大部分を売却し、その復活した非課税枠を使って一気に債券などの安定資産に乗り換えることができます。これにより、「攻めの運用」から「守りの運用」へといった、人生のステージに合わせたダイナミックな戦略変更が、NISA口座内でスムーズに行えるようになります。
メリット3:「出口戦略」の選択肢が広がる!
NISAは「資産を増やす」ことだけでなく、増やした資産を「どう使っていくか」という「出口戦略」も非常に重要です。特に、老後資金をNISAで準備している方にとっては死活問題ですよね。
資産を取り崩していく段階では、値動きの激しい株式などのリスク資産を多く持ったままだと、「さあ、生活費のために引き出そう」と思ったタイミングで暴落が来て、資産が大きく目減り…なんて悲劇も起こりかねません。
そのため、リタイアが近づいたら、少しずつリスクの低い安定的な資産(債券や分配金が出る投資信託など)に切り替えていくのがセオリーです。
スイッチングが解禁されれば、まさにこの「守りの資産への移行」が、非課税のメリットを最大限に活かしながら行えるようになります。これは、高齢者だけでなく、例えば「10年後にマイホームの頭金にしたい」と考えている現役世代にとっても、目標時期が近づいたら安定資産へ移す、といった活用法が可能になり、大きなメリットと言えるでしょう。
冷静に考えよう!知っておきたい注意点と今後の見通し
ここまでメリットばかりをお話ししてきましたが、いくつか知っておくべき注意点もあります。ここで一度、冷静に今後の動きを見ていきましょう。
注意点1:まだ「決定」ではなく「要望」段階です
まず最も重要なことですが、今回のニュースは、あくまで金融庁が「こうしてほしい」と要望を出した段階である、ということです。
これから政府・与党内で議論され、2026年度の税制改正大綱に盛り込まれるかどうかが決まります。そして、実際に制度としてスタートするのは、早くても2026年以降になる見込みです。
「もうスイッチングできるんだ!」と勘違いしないようにしましょう。今後のニュースを注意深く見守る必要があります。
注意点2:短期売買を推奨するものではありません
スイッチングが自由になると、「じゃあ、どんどん売買して儲けよう!」と考える人が出てくるかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。
NISA制度の根幹にあるのは、「長期・積立・分散」という、時間をかけてコツコツ資産を育てるという考え方です。頻繁な売買(短期売買)は手数料がかさむだけでなく、投資のタイミングを的確に当てるのはプロでも至難の業。かえって資産を減らしてしまうリスクが高まります。
今回のスイッチングは、あくまで長期的な視点に立った「リバランス」や「リアロケーション」をやりやすくするための改善です。この目的を履き間違えないようにすることが、NISAをうまく活用する上で非常に大切です。
投資家である私たちは、どう備えればいい?
この制度改正が実現するまでに、私たちにできることは何でしょうか?
それは、「自分の投資方針とライフプランを改めて考えてみること」です。
- 自分はどれくらいのリスクなら受け入れられるのか?(リスク許容度)
- 何のために、いつまでに、いくらお金を貯めたいのか?
- その目標達成のために、どんな資産配分が理想的なのか?
こういったことを、今のうちからじっくり考えておくのです。そうすれば、いざスイッチングが解禁されたときに、慌てずに、自分にとって最適な行動を取ることができます。
制度が変わるのを待つだけでなく、自分自身の投資の軸をしっかりと作っておくこと。それが、変化の時代を乗り切るための最良の準備と言えるでしょう。
【おまけ】暗号資産(仮想通貨)の税金も変わるかも!?
今回の金融庁の要望には、もう一つ、投資家にとって見逃せない内容が含まれていました。それは、暗号資産(仮想通貨)で得た利益にかかる税金の見直しです。
今の税制は「最大55%」!?
現在、ビットコインなどの暗号資産で得た利益は「雑所得」に分類され、給与など他の所得と合算して税率が決まる「総合課税」の対象です。この税率は所得が多い人ほど高くなる累進課税で、住民税と合わせると最大で55%もの税金がかかります。
改正案は「一律20%」へ
これに対し、金融庁は、株式や投資信託の利益と同じように、他の所得とは分離して一律の税率(所得税15%、住民税5%の合計20.315%※復興特別所得税含む)をかける「金融所得課税」の対象にすることも要望しています。
もしこれが実現すれば、暗号資産への投資が、より多くの人にとって身近なものになるかもしれません。NISAとは直接関係ありませんが、こちらも投資環境を大きく変える可能性のあるニュースとして、頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
まとめ
さて、今回は金融庁から発表されたNISAの「スイッチング」解禁の要望について、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説してきました。最後に、今日のポイントをまとめておきましょう。
- ニュースの核心:金融庁がNISAで商品を売却した際に、非課税投資枠がすぐに復活する「スイッチング」を可能にするよう要望しました。実現は2026年以降を目指しています。
- 何が嬉しいのか:これまでNISAの弱点だった「一度使った枠はその年、復活しない」というルールが撤廃され、資産の入れ替えが格段に自由になります。
- 3つの大きなメリット:
- リバランス(資産配分の調整)がしやすくなり、リスク管理が容易に。
- リアロケーション(資産配分の見直し)が自由になり、ライフステージに合わせた運用が可能に。
- 出口戦略として、老後に向けた「守りの運用」への移行がスムーズに。
- 注意すべきこと:
- まだ「要望」の段階であり、決定事項ではありません。
- 短期売買のためではなく、長期的な資産形成のための制度改善であることを忘れずに。
今回の「スイッチング」解禁の要望は、私たち個人投資家が、より自分の人生設計に寄り添った形で資産形成を行えるように後押ししてくれる、非常に前向きなニュースです。
この改正が実現すれば、NISAはまさに「貯蓄から投資へ」の流れを加速させる、最強のツールへとさらに進化することでしょう。
もちろん、制度がどう変わろうとも、投資の主役はあなた自身です。大切なのは、制度を正しく理解し、自分の頭で考え、自分に合った資産運用を実践していくこと。
そのために、これからも最新の情報をしっかりキャッチして、賢く資産を育てていきましょう。このブログでも、引き続き皆さんの資産形成に役立つ情報を発信していきますので、ぜひチェックしてくださいね。