【衝撃ニュース】2026年、株式投資が「1円から」「24時間」可能に!?
「貯蓄から投資へ」と言われても、何から始めたらいいか分からない…そんな投資初心者のあなたに、ワクワクするような、ちょっと未来のニュースが話題になっています!
なんと、SBI証券やメガバンク系の企業などが連携し、2026年にも「株式を1円単位で、しかも24時間取引できる」新しい仕組みを導入する、というのです。(2025年11月3日 日本経済新聞 報道より)

「え、株って今でも100円とかで買えるんじゃないの?」
「24時間って、そんなにスゴイこと?」
そう思ったあなた、鋭いです! 確かに、最近は「単元未満株(たんげんみまんかぶ)」といって、1株から株を買えるサービスも増えてきました。
でも、今回のニュースの「キモ」は、「レベルが違う」小口化と利便性なんです。
今までの常識がひっくり返る?「1円」と「24時間」の衝撃
まず、今の日本の株式投資の「普通」をおさらいしましょう。
- 「単元株」という壁 多くの日本企業は「100株単位(=1単元)」でしか株を買えません。例えば、株価が5,000円の企業の株を買うには、最低でも 5,000円 × 100株 = 50万円(+手数料)が必要でした。 東証によると、この平均投資単位はなんと約18万7000円(2025年3月末)。アメリカ(約3万2000円)やドイツ(約2万3000円)と比べて、めちゃくちゃハードルが高いんです!
- 取引時間は「平日の日中」だけ 東京証券取引所が開いているのは、平日の朝9時~11時半と、昼12時半~15時まで。 「よーし、仕事終わったし、今から株買うぞ!」と思っても、取引所は閉まっています。(夜間に「予約注文」はできますが、実際に取引が成立するのは翌朝です)
今回のニュースは何が「激変」なの?
今回の新しい仕組みが実現すると、これがこうなります。
- 最低「1円」からOK! 「50万円ないと買えない」と思っていたあの有名企業の株も、「まずは1円分だけ買ってみる」なんてことができるようになります。お小遣いやポイント感覚で投資デビューできるかもしれません。
- 「24時間365日」いつでも取引! (※システムメンテナンス時間を除く可能性はありますが) あなたが寝ている深夜でも、早朝の出勤前でも、スマホひとつで「買いたい!」と思った瞬間に注文・決済ができるようになるんです。
これって、まさに「激変」だと思いませんか? この革命の鍵を握るのが、「デジタル証券(株式トークン)」という技術なんです。
「なにそれ、怪しい…」
「ビットコインみたいなもの?」
そんな疑問にじっくりお答えします!
【初心者向け解説】「デジタル証券(株式トークン)」って何?
「デジタル証券」と聞くと、なんだか難しくて、ちょっと怪しいと感じるかもしれませんね。でも、ご安心ください。これは仮想通貨(暗号資産)とは全く別モノです。
分かりやすく、かみ砕いて説明しますね!
デジタル証券 = 資産の「デジタル引換券」
すごく簡単に言うと、デジタル証券(Security Token, ST)とは、「株や不動産などの”本物の資産”を、デジタル化した引換券」のことです。
今回のニュースで出てきた「株式トークン」も、この一種。 仕組みはこうです。
- 元となる「本物の株」を金庫に入れる まず、信託銀行(お金や資産を安全に預かってくれる銀行)が、A社の「本物の株」を預かります。
- 「引換券」をデジタル発行する 次に、その預かった本物の株を担保にして、「A社の株と交換できる権利(引換券)」をデジタルデータとして発行します。これが「株式トークン」です。
- 引換券を「1円単位」に細かく分割する ここがポイント! 100株で50万円の価値がある本物の株を元に、「1円分の引換券」を50万枚発行する、といったことが可能になります。
- 私たちは「引換券」を売買する 私たちが売買するのは、この細かく分割された「1円分の引換券(株式トークン)」です。でも、ちゃんと本物の株価(A社の業績)に連動して価値が動くように設計されます。
その「引換券」は安全なの?そこで登場「ブロックチェーン」
「でも、デジタルデータなんて、簡単にコピーしたり改ざんされたりするんじゃない?」 素晴らしい疑問です。そこで使われるのが、「ブロックチェーン」という技術です。
【かんたん解説:ブロックチェーン】
「みんなで監視する、絶対に改ざんできない取引ノート」とイメージしてください。 「AさんがBさんに1トークン渡した」という取引記録を「ブロック」という箱に入れます。 その箱を、鎖(チェーン)のように時系列でつなげていき、その「取引ノート」のコピーを、世界中の参加者(コンピュータ)が同時に持ち合います。 もし誰かが「AさんはBさんに渡してない」とノートを書き換えようとしても、他の全員が持っている「正しいノート」と内容が違うため、「こいつ不正してるぞ!」とすぐにバレてしまいます。 この仕組みによって、データの改ざんが極めて難しく、安全性が高いとされています。
このブロックチェーン技術のおかげで、「この株式トークンは、間違いなくあなたのものですよ」という権利を、安全に記録・証明できるわけです。
ビットコインとは何が違うの?
よくある誤解ですが、デジタル証券(ST)と仮想通貨(ビットコインなど)は全く違います。
- 仮想通貨 (例: ビットコイン)
- 裏付け資産: 基本的にナシ。「みんなが価値があると信じている」という信用だけで価格が成り立っている。(だから価格変動が超激しい!)
- デジタル証券 (例: 株式トークン)
- 裏付け資産: アリ!(今回の場合は「本物の上場企業の株式」)
- ちゃんと価値の裏付けがある、法律(金融商品取引法)で守られた「証券」なんです。
怪しいものではなく、むしろ「株式」という伝統的な資産を、最新技術で安全かつ便利に売買できるようにする仕組み、と理解してくださいね。
【徹底分析】私たち投資家へのメリットと注意点
では、この「株式トークン」が普及すると、私たち投資初心者にとって、具体的にどんな良いことがあり、どんな点に気をつけるべきでしょうか?
「考え方」で示されたポイントに沿って、メリットとデメリットを整理します。
メリット:投資がもっと身近に!
- 【メリット①】超・小口投資(1円から)が可能に! これが最大のメリットです。 今までは「高嶺の花」だった企業の株(例えば、任天堂やキーエンス、ファーストリテイリング(ユニクロ)など、1株買うのに数十万円~数百万円必要な株=「値がさ株」)も、1円から買えるようになります。 「今月のお小遣い、500円余ったから、応援してるA社の株を500円分だけ買い増ししよう」 そんな、ジュースを買うような感覚で投資を始められる時代が来るかもしれません。
- 【メリット②】24時間365日、取引チャンスを逃さない! 日中働いているビジネスパーソンや、家事・育児で忙しい方にとって、平日の日中しか取引できないのは大きな壁でした。 夜中にアメリカ市場で大きなニュースが出た時、今までは「明日の朝9時まで指をくわえて待つ」しかありませんでしたが、これからはリアルタイムで対応できるかもしれません。
- 【メリット③】コストが安くなるかも?(期待) 今回の仕組みは、ブロックチェーンを使って、既存の取引所とは別の「私設取引システム(PTS)」で動きます。 難しい話は抜きにして、今までは株の取引に必要だった「中間業者(証券取引所や証券会社の一部業務)」をスリム化できる可能性があります。 その結果、私たちが支払う取引手数料が、今よりも安くなることが期待されています!
デメリット(注意点):新しい仕組みならではの課題
良いことばかりに見えますが、新しい技術には必ず「課題」や「リスク」が伴います。今のうちから知っておきましょう。
- 【注意点①】「鍵」の管理は自己責任 デジタル証券は、スマホやPCの中にある「ウォレット」と呼ばれるデジタル上のお財布で管理することになる可能性が高いです。 もし、そのウォレットにアクセスするためのパスワードや「秘密鍵(秘密の暗号)」を忘れたり、他人に盗まれたりしたら… 銀行なら窓口で再発行できますが、デジタル資産の世界では「すべてを失う」可能性があります。 「パスワード管理?余裕でしょ」と思うかもしれませんが、これがデジタル社会の新しいリスク(「鍵管理のリスク」)です。
- 【注意点②】法的な不確実性(税金は?) 新しい分野なので、まだ法律やルールが追いついていない部分もあります(「法的不確実性」)。 今回のニュースでは「売却益や配当には一般の株式と同様に税率20%が課税される」と報じられていますが、今後、ルールが変わる可能性もゼロではありません。 「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、常に最新の情報をチェックする必要があります。
- 【注意点③】「流動性」は足りる? これが初心者には一番わかりにくいリスクかもしれません。【かんたん解説:流動性(りゅうどうせい)】その資産(株など)が、どれだけ「売買しやすいか」を示す言葉です。 流動性が高い = 売りたい時にすぐ売れる(買ってくれる人がたくさんいる) 流動性が低い = 売りたいのに買ってくれる人がいない…(なかなか売れない)人気のある(取引が活発な)株は流動性が高いですが、人気のない株は低くなります。今回の新しい「株式トークン」市場も、サービス開始直後は参加者が少なく、流動性が低くなる可能性があります。 「1円で買える!」と喜んで買っても、いざ売りたくなった時に「誰も買ってくれない…」となれば、価値がゼロになってしまうのと同じです。 どれだけの証券会社が参加し、どれだけの投資家が売買するかが、成功の鍵になります。
【未来予想】企業や社会はどう変わる?
この「デジタル証券」革命は、私たち個人投資家だけでなく、企業や社会全体にも大きなインパクトを与えそうです。
企業側のメリット・デメリット
- (メリット)安価でグローバルな資金調達 今までは、銀行や証券会社に高い手数料を払って、国内の投資家向けに「株式上場(IPO)」や「社債発行」をしていました。 デジタル証券なら、ネットを通じて、世界中の投資家(たとえ100円しか出せない個人でも)から、直接、安価に資金を集められるようになるかもしれません。
- (メリット)新しい「ファン株主」の獲得 ニュースにも「企業は新たな安定株主を獲得する手段として、超小口株のメリットを見いだしている」とありました。 1円からでも株主になれれば、「私もこの会社のオーナー(株主)の一人!」という愛着が湧きますよね。 議決権(会社の経営方針に口を出す権利)についても、信託銀行が小口投資家の意見をまとめて行使する仕組みが検討されており、少額でも経営に参加できる道が開けるかもしれません。
- (デメリット)導入コストと規制対応 もちろん、企業側もタダではありません。 ブロックチェーンという新しい技術を導入するコストや、刻々と変わる「規制」に対応するためのコスト(専門家の雇用など)が課題となります。
社会全体のメリット・デメリット
- (メリット)透明性の向上と金融の民主化 「考え方」にもある通り、ブロックチェーンに取引が記録されることで、お金の流れの「透明性」が高まることが期待されます。 また、今まで「投資はお金持ちがやるもの」と思っていた人たち(「金融包摂」から取り残されていた人々)も、1円から参加できるようになります。 これは、まさに「金融の民主化」と言えるでしょう。
- (メリット)中間業者の減少と効率化 デジタル化・自動化によって、これまで間に入っていた多くの中間業者(ブローカーなど)が不要になるかもしれません。 社会全体として、よりコストが低く、効率的な資本市場(お金のやり取りの場)が実現する可能性があります。
- (デメリット)サイバーリスクと社会不安 「デジタル」である以上、常に「サイバー攻撃」(ハッキングなど)のリスクはつきまといます。もし、この新しい取引システムが大規模な攻撃を受けたら、金融システム全体が大混乱に陥るかもしれません。
【まとめ】投資の「民主化」が始まる!初心者はどう動くべき?
さて、長々とお話ししてきましたが、この「デジタル証券(株式トークン)」がもたらす未来、少しイメージできたでしょうか?
今回のニュースの核心は、「国境や時間、資金力の壁を越えて、誰もがスマホ一つで世界中の資産に投資できる時代の始まり」を告げている点です。
企業は安価に世界中から資金を集め、個人は1円からでも企業のオーナーになれる。 中間業者が減り、取引は透明になる。 結果として、資本市場はもっと開かれ、公平で、効率的なものへと変わっていく…
そんな大きな変化の「第一歩」が、2026年の日本で始まろうとしています。
じゃあ、私たち投資初心者は「今すぐ」何をすべき?
このニュースを見て、「すごい!早くやりたい!」と興奮したかもしれません。 でも、私の答えは「焦る必要はまったくない」です。
なぜなら、このサービスが始まるのは、まだ先の「2026年(予定)」だから。 それまでに、私たちが準備しておくべきことが3つあります。
- まずは「今の制度」で投資の練習をしよう! 「1円から」と言っても、投資である以上、元本割れのリスク(損する可能性)はあります。 いきなり新しい仕組みに飛び込む前に、まずは「今ある制度」で投資の「経験値」を積みましょう。
- 新NISA(つみたて投資枠): 国が「これなら初心者も安心」と認めた投資信託を、非課税でコツコツ積み立てる最強の制度。まずはここから!
- 単元未満株(S株、ミニ株): ネット証券なら、今でも1株(数百円~)から株を買えます。まずはこれで「株価が動く」という感覚を掴みましょう。
- 「デジタル証券」のニュースを追い続けよう! サービスが始まるまでには、まだ多くの課題(流動性や法整備など)があります。 「本当に始まったのか?」「どこの証券会社が対応しているのか?」「手数料はいくらか?」 信頼できるニュースをチェックし、安全性を確認してから始めるのでも全く遅くありません。
- 「なぜ投資をするのか」を考えておこう 「1円から買えるから」という理由だけで投資を始めると、価格が少し下がっただけですぐに不安になって売ってしまいます。 「老後のため」「子どもの教育費のため」「この会社を応援したいから」 あなたが「なぜ投資をするのか」という「軸」を持つこと。それが、どんな新しい技術が出てきても変わらない、投資で成功するための最も大切な「心の準備」です。
このブログが、未来の投資の形を知り、「貯蓄から投資へ」の第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです!
