仮想通貨を購入する場所には、販売所と取引所とがあります。それぞれの違いをよく理解せず、なんとなく仮想通貨を購入していませんか?そんな方は、もしかしたら損をしてしまっているかもしれません。本記事では販売所と取引所を徹底比較してみようと思います。本記事を読むことにより、仮想通貨を売買するみなさんが、どちらを利用したらよいかがわかるようになります。ぜひ参考にしてみてください!
ぼくは2022年2月に初めて仮想通貨を購入し、国内外の複数の仮想通貨取引所に口座開設して仮想通貨の売買をしています。そんなわたしの経験から、みなさんに販売所と取引所の違いをお伝えしたいと思います。
取引所と販売所の違い
そもそも取引所と販売所は何が違うのでしょうか?それは非常に簡単です。みなさんが仮想通貨を売買する相手が違います。
販売所では、仮想通貨業者(例えばCoincheck)とユーザ(みなさん)が仮想通貨を売買します。例えば、販売所で仮想通貨を購入する場合、あなたは購入したい仮想通貨の種類を選択し、購入したい数量を入力することにより注文ができます。基本的には注文するとすぐに仮想通貨を入手できます。Amazonなどのネットショップで買い物するのと同じですね。
一方、取引所では、ユーザ同士が仮想通貨の売買をします。仮想通貨業者は、ユーザ同士が仮想通貨の売買をする場所を提供します。例えば、取引所で仮想通貨を購入する場合、あなたは購入したい仮想通貨の種類と購入したい数量に加え、あなたの購入希望価格を入力して注文します。注文後、あなたが入力した購入希望価格で売りたいユーザが現れると取引が成立し、あなたは仮想通貨を入手できます。証券会社などで株式を取引するのと同じですね。
販売所と取引所の違いはわかりましたでしょうか?違いがわかると、次にどっちを選んだらいいかという新しい疑問がわいてきたと思います。本記事では、Coincheckの販売所と取引所を例として、難易度・少額決済・手数料・価格指定の観点で取引所と販売所の違いを比較してみたいと思います。
尚、Coincheckに口座開設と日本円入金ができていることを前提としてお伝えします。こちらから口座開設できます。
>>>コインチェック公式サイトにアクセスするまた下記の記事でCoincheckの口座開設方法と入金方法を説明していますので、実際に購入してみたい方は参考にしてみてください。
【難易度】どちらが簡単に購入できるか?
まずはどちらが簡単に購入できるかを比較してみたいと思います。今回は例として、Bitcoinを購入する手順を説明しながら、比較してみることにします。
販売所でのBitcoinの購入手順
まず販売所でBitcoinを購入する手順をみてみましょう。
Coinchekアプリを起動し、左下の「販売所」ボタンを選択し、「ビットコイン」をタップします。
右下の「購入」ボタンをタップします。
BTC購入画面が表示されたら、「金額」に購入したい数量を日本円で入力し、「日本円でBTCを購入」ボタンをタップします。
以上で、ビットコインの購入が完了しました!非常に簡単でしたよね。日本円を持っている方は1分もかからずビットコインを購入できたのではないでしょうか。
取引所でのBitcoinの購入手順
次に、取引所でBitcoinを購入する手順をみてましょう。
Coincheckアプリを起動し、右下の「ディスカバー」ボタンをタップします。そしてディスカバー画面を下の方にスクロールします。
「FAQ/問い合わせ」をタップします。
FAQ/問い合わせ画面の左上にあるメニュー「≡」をタップし、「Coincheck取引所」を選択します。
FAQ/問い合わせ画面を下の方にスクロールすると、「現物取引」を見つけられます。まず右上のプルダウンから「BTC」を選択します。次にあなたが希望する取引価格を「レート」に入力します。そして、購入したいBitcoinの数量を「注文量」に入力します。すると、「概算」欄にいくら日本円が必要になるかが表示されます。下の例では「Bitcoinを2,297,286円/BTCのレートで1BTCだけ購入する」という注文内容になります。注文内容が決まったら「注文する」をタップすれば注文完了です。
ただし、注文をしても購入が成立しない可能性もあります。前述したように取引所での取引相手はユーザですので、あなたが希望するレートで取引してくれるユーザが現れなければ取引は成立しません。
また、実際にみなさんが注文する時には、レートをどれくらいにしたらよいか悩むと思います。そんな時は右下の参考レートや、画面を上の方にスクロールたところにある「通貨リスト」欄を参考しながら入力することになります。初心者の方にはちょっと敷居が高いかもしれませんね。
まとめると難易度という点では、販売所の方が簡単だと思います。
【少額決済】どっちが少額から取引できるか?
次にどちらが少額から購入できるかを比較してみたいと思います。
まずCoincheckの販売所では、最低500円から仮想通貨の購入が可能です。1コインから購入できるので、比較的お手軽に購入することができると思います。
一方、Coincheckの取引所では、0.005BTCから仮想通貨の購入が可能です。2022年12月現在、約2,300,000円/BTCですので、日本円に換算すると11,500円必要になります。1コインというわけにはいかず、ちょっと購入するのに悩む方もいるかもしれませんね。
販売所 | 取引所 | |
最低取引額 | 500円 | 0.005BTC(約11,500円) |
まとめると少額決済という点では、販売所の方がお手軽だと思います。
【手数料】どっちがお得な手数料で取引できるか?
次にどちらがお得な手数料で取引できるかを比較してみたいと思います。
まずCoincheckでは、表記上は販売所・取引所も手数料は無料です。しかしながら、販売所では手数料相当額として、0.1~5.0%の金額が購入価格とは別に必要になります。すなわち、本来の価格に最大5.0%の手数料が上乗せされた価格で販売されていることになります。
例えば、2,300,000円/BTC(2022年12月頃のレート)で1BTC購入した場合、115,000円分(2,300,000円/BTC x 5%)は手数料として追加で支払う必要があるということになります。銀行やATMなどを利用する時の手数料なんて気にしないという方もいらっしゃるかもしれませんが、この金額には驚かれたのではないでしょうか。
特に手数料は大口の金額を頻繁に取引する際には、バカにできない金額になってしまいますので注意が必要です。頻繁に仮想通貨を取引する方は、取引所を利用した方がお得だと思います。
販売所 | 取引所 | |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
手数料相当額 | 0.1~5.0% | ー |
まとめると手数料という点では、取引所の方がお得だと思います。
【価格指定】購入希望価格は指定できるか?
最後に購入希望価格が指定できるかという点で比較してみたいと思います。
まず、販売所では購入希望価格は指定できません。前述したように、販売所では仮想通貨業者であるCheckcoinが仮想通貨を売っていますので、Checkcoinが決めた価格で仮想通貨を購入することになります。
一方、取引所では購入希望価格を指定することができます。前述した「現物取引」画面の「レート」に購入希望価格を入力しておけばOKです。これを指値注文と呼びます。仮想通貨を購入したいけれど、もう少し安くなってから購入したいな~などと考えている場合があるかもしれません。そんな時は安くなるまで待ってから注文するのではなく、希望購入価格を指値として入力して注文しておくことができますので便利です。
しかしながら、あなたが注文した後、希望購入価格で仮想通貨を取引しれくれる相手が現れなかった場合、購入できないこともありますので指定するレートには注意が必要です。
販売所 | 取引所 | |
指値注文 | できない | できる |
まとめると購入希望価格の指定という点では、取引所の方が柔軟だと思います。
まとめ
以上、販売所と取引所を難易度・少額決済・手数料・価格指定の視点で比較してみました。まとめると下の表のようになるかと思います。
販売所 | 取引所 | |
難易度 | 〇 | × |
少額決済 | 〇 | × |
手数料 | × | 〇 |
価格指定 | × | 〇 |
向いている使い方の例 | 初心者 少額取引 | 慣れた方 お得に取引 |
販売所は、まだ仮想通貨に慣れていない初心者の方が少額取引をするのに向いていると思います。一方、取引所は、ある程度仮想通貨に慣れた方が手数料なしでお得に取引するのに向いていると思います。最初は販売所で少額を購入しながら、ある程度慣れたてきたら取引所で取引をすることを推奨します。
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