【2025年最新】新NISA、みんな何買ってる?人気投資信託TOP5に資金の4割が集中する理由を徹底解説!

投資ニュース解説

さて、今日はちょっと衝撃的なニュースからお話を始めたいと思います。

新NISA、5投信集中 1~6月、「オルカン」などに資金36% 長期保有へ低コスト評価 - 日本経済新聞
新しい少額投資非課税制度(NISA)で一部の投資信託に人気が集中している。主要証券会社の口座を経由した2025年1~6月の購入額をみると、海外株投信「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(オルカン)など上位5本の合計額...

2024年に始まった新しいNISA(少額投資非課税制度)、みんな活用してますか?ぼくもコツコツ積み立てているんですが、なんと2025年の上半期(1月~6月)で、新NISAで買われた投資信託のうち、たった5つの商品に、全体の資金の約4割(36%)が集中しているという事実が明らかになりました!

これは日本経済新聞が主要な証券会社10社を調査して分かったことで、まさに「人気ファンドへの一点集中」が起きているんです。

中でも特に人気が殺到しているのが、

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

この2つ。なんと、この半年間で「オルカン」には約1兆2000億円、「S&P500」にも1兆円規模のお金が集まったそうです。ちょっとケタが大きすぎて想像もつかないですよね…!

「みんなが買ってるなら安心なのかな?」 「でも、なんでこんなに人気が集中してるの?」 「自分もこのビッグウェーブに乗るべき…?」

そんな疑問が浮かんできませんか?

大丈夫です!この記事を最後まで読めば、なぜこの2大ファンドに人気が集中しているのか、その理由がスッキリ分かります。そして、その上であなた自身がどうやって投資信託を選べばいいのか、そのヒントがきっと見つかるはずです。

みんながやっているから、ではなく、あなたが納得して「これだ!」と思える一本を見つける旅に、一緒に出かけましょう!

なぜこんなに人気なの?みんなが選ぶ「3つの理由」

さて、なぜ「オルカン」や「S&P500」をはじめとする特定の投資信託に、これほどまで人気が集中しているのでしょうか?その秘密は、ぼくら投資初心者にとって嬉しい「3つの理由」に隠されていました。

理由①:【安いは正義】圧倒的な低コスト(信託報酬)

投資信託を保有している間、ぼくらは「信託報酬」という手数料を毎日少しずつ支払い続けています。これは、投資のプロに資産運用をお任せするための、いわば「運用手数料」のようなもの。

この手数料、人気のファンドは驚くほど安いんです!

ニュースによると、人気上位5本の信託報酬の平均は、なんと年率0.2%。 これは、もしあなたが100万円を投資していたら、年間の手数料はたったの2000円ということです。

一方で、投資信託全体の平均は年率1.3%。同じく100万円なら、年間の手数料は1万3000円。その差は1万1000円にもなります。

「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、長期投資ではこの差が雪だるま式に膨らんでいきます。30年後、40年後には、手数料だけで数百万円もの差が生まれることも…。長期で持つことが前提の新NISAでは、「コストの低さ」は何よりも重要なポイントなんです。人気ファンドが選ばれる、最大の理由がここにあります。

理由②:【手間いらず】世界中にまるっと分散投資

「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言を聞いたことがありますか? これは、一つの投資先に全財産をつぎ込むと、それがダメになった時にすべてを失ってしまうから、色々なものに分けて投資(=分散投資)しましょうね、という意味です。

でも、投資初心者が自分で「日本のA社の株と、アメリカのB社の株と、ヨーロッパの…」なんて選ぶのは、めちゃくちゃ大変ですよね。

その点、人気の投資信託は、たった1本買うだけで、自動的に何百、何千という数の企業に分散投資してくれるんです!

  • オルカン:その名の通り、日本を含む世界中の先進国・新興国の企業約3000社にまるっと投資!これ1本で世界経済の成長の恩恵を受けることを目指せます。
  • S&P500:経済大国アメリカの中でも、特に選ばれた代表的な企業約500社にまとめて投資!GAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)をはじめとする、そうそうたる企業が含まれています。

この「手軽に分散投資できる」という点が、忙しい現代人や難しいことはよく分からないという初心者に、絶大な支持を得ているのです。

理由③:【安心感】信頼できる過去の実績

最後の理由は、やっぱり「これまでの実績」が与えてくれる安心感です。

もちろん、「過去の実績は未来の成果を保証するものではない」というのは投資の大原則です。明日、株価がどうなるかは誰にも分かりません。

しかし、長い歴史を振り返ってみると、世界経済やアメリカ経済は、戦争や経済危機など数々の困難を乗り越えながら、長期的には右肩上がりに成長してきました。

特にS&P500などの株価指数は、短期的なアップダウンを繰り返しながらも、10年、20年というスパンで見れば、しっかりと資産を増やしてきた歴史があります。

この「長期的に見れば、世界やアメリカの経済は成長していくだろう」という信頼感が、多くの人々の「買ってみよう」という気持ちを後押ししているのです。

人気トップ5を徹底解剖!あなたに合うのはどれ?

人気の理由が分かったところで、いよいよ2025年上半期に人気が集中した投資信託のトップ3を具体的に見ていきましょう!それぞれの特徴を知って、あなたにピッタリな一本を見つけるヒントにしてくださいね。

第1位:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 通称:オルカン

  • 特徴:これ1本で全世界の株式に投資!日本を含む先進国から新興国まで、約3,000の銘柄に幅広く分散されています。「全世界の経済成長の平均点」を狙うようなイメージです。
  • メリット:「全世界」に投資するので、究極の分散が効いているという安心感があります。どの国が伸びるか分からなくても、世界全体が成長すればリターンが期待できます。
  • デメリット:良くも悪くも「平均」なので、アメリカ市場が絶好調の時などは、米国株100%のファンドにリターンで劣ることがあります。
  • こんな人におすすめ!
    • とにかく迷ったらコレ!と言われる王道を選びたい人
    • 特定の国に偏らず、世界中にバランスよく投資したい人
    • 究極の「ほったらかし投資」を目指したい人

第2位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

  • 特徴:現代の経済を牽引するアメリカ。その中でも、厳しい基準をクリアした優良企業約500社にまとめて投資するのがこのS&P500です。
  • メリット:これまで世界経済をリードしてきたアメリカの成長をダイレクトに享受できます。過去のリターンはオルカンを上回る時期が多く、力強い成長が期待できます。
  • デメリット:投資先がアメリカに集中しているため、アメリカの景気が悪化すると大きな影響を受けます(カントリーリスク)。
  • こんな人におすすめ!
    • 「やっぱり世界経済の中心はアメリカでしょ!」と考える人
    • GAFAMなど、世界を代表するハイテク企業の成長に期待したい人
    • オルカンよりも、少しリスクを取って高いリターンを狙いたい人

第3位:iFreeNEXT FANG+インデックス

  • 特徴:「FANG+(ファングプラス)」とは、Facebook(現Meta)、Amazon、Netflix、Google(現Alphabet)といった巨大IT企業に、さらにNVIDIAやTeslaなどを加えた、米国の次世代テクノロジーを代表する10社に集中投資する、非常に尖った指数です。
  • メリット:時代の最先端を走る企業の爆発的な成長に乗れれば、オルカンやS&P500を遥かに超える大きなリターンが期待できます。
  • デメリット:たった10社への集中投資なので、値動きが非常に激しい(ハイリスク・ハイリターン)です。どれか1社の業績が悪化するだけで、基準価額が大きく下落する可能性があります。
  • こんな人におすすめ!
    • NISAの中でも、特に攻めの投資をしたい人
    • 短期的な大きな値下がりにも耐えられる、リスク許容度が高い人
    • 米国の巨大テクノロジー企業の未来を強く信じている人

4位、5位も低コストなインデックスファンドが続きますが、まずはこの上位3本のキャラクターの違いを理解することが大切です。「全世界に広く分散」のオルカン、「最強国アメリカに集中」のS&P500、そして「米国のスター選手に厳選集中」のFANG+。あなたの投資スタイルに合うのはどれでしたか?

「人気だから」で選んで大丈夫?注意点と自分に合った選び方

「なるほど、オルカンとS&P500が人気の理由はよくわかった!じゃあ、どっちかを買っておけば間違いないんだね!」

…と、思うのは、まだ少し早いかもしれません!

もちろん、人気上位のファンドは、低コストで分散も効いており、多くの人にとって「最適解」に近い存在であることは事実です。でも、思考停止で「みんなが買ってるから」という理由だけで選ぶのは、ちょっと待ってほしいんです。

人気に乗るメリットと注意点

  • メリット
    • 王道の安心感:多くの人が選んでいるという事実は、それだけ商品として優れている証拠でもあります。
    • 情報収集がしやすい:ネットやSNS、YouTubeで検索すれば、たくさんの情報や解説が出てくるので、初心者でも学びやすいです。
  • 注意点
    • 思考停止になりがち:なぜ人気なのかを理解しないまま買うと、相場が下落した時に「こんなはずじゃなかった」と狼狽売りしてしまう原因になります。
    • あなたの「目的」に合ってないかも:「5年後に車の頭金にしたい」という人と、「30年後の老後資金にしたい」という人では、とるべきリスクの大きさが全く違いますよね。

一番大切なのは「自分軸」で選ぶこと

投資で一番大切なのは、周りに流されず、「自分はどうしたいのか?」という軸を持つことです。そのために、まずは2つのことを自問自答してみましょう。

  1. なんのために投資するの?(投資の目的)
    • のんびりした老後のため?(30年後)
    • 子どもの大学進学のため?(10年後)
    • ちょっといい車を買うため?(5年後)
    • 目的までの期間が長いほど、大きなリスクを取りやすくなります。
  2. どれくらいの値下がりまでなら耐えられる?(リスク許容度)
    • もし投資した100万円が、1年後に80万円に減っていても、冷静でいられますか?それとも夜も眠れなくなりますか?
    • 自分の年齢、収入、家族構成、そして性格によって、取れるリスクの大きさは変わります。

この「目的」と「リスク許容度」を考えることで、初めてあなたに本当に合った投資のスタイルが見えてきます。

例えば、「リスクは怖いけど、老後のためにコツコツやりたい」という人なら、オルカンをメインにしつつ、値動きがよりマイルドな債券ファンドを少し混ぜる、という選択肢もあります。

逆に「若くて独身!リスクをとってでも大きく増やしたい!」という人なら、S&P500をメインに、サテライト(おまけ)としてFANG+のようなハイリスク・ハイリターンな商品を少し加える、という攻めの姿勢もアリかもしれません。

人気ランキングはあくまで「参考」です。最後は、あなた自身の心と向き合って、納得のいく一本を選び取ってくださいね。

【今日から始める】投資初心者のための新NISA「最初の一歩」

ここまで読んで、「よし、自分も新NISAを始めてみよう!」と思ってくれたなら、ぼくはすごく嬉しいです。最後のブロックでは、そんなあなたの背中をそっと押すために、投資初心者が絶対に押さえておきたい心構えと、具体的なステップをお伝えします。

成功のカギは「ドルコスト平均法」と「長期目線」

投資で成功するために、一番大切な魔法の言葉。それは「長期・積立・分散」です。

「分散」については、オルカンやS&P500が解決してくれましたね。残るは「長期」と「積立」です。

新NISAでは、毎月決まった日に、決まった金額を自動で買い付けていく「つみたて投資」ができます。これを「ドルコスト平均法」と呼びます。

この方法のすごいところは、

  • 株価が高いときには、少ししか買わない
  • 株価が安いときには、たくさん買える

ということ。これを続けることで、自然と平均購入単価を下げることができるんです。感情に左右されず、機械的に買い続けてくれるので、「あ、今買い時かも…!」「うわ、暴落したから怖い!」なんて悩む必要もありません。

そして、絶対に忘れないでほしいのが「長期目線」。

相場は必ずアップダウンを繰り返します。時には、リーマンショックやコロナショックのような大暴落が起きて、資産が30%も40%も減ってしまうことがあるかもしれません。

でも、歴史が証明しているように、世界経済はそんな危機を乗り越えて、必ず成長してきました。そんな時こそ、ドルコスト平均法が威力を発揮する「絶好の買い場」なんです。短期的な値動きに一喜一憂せず、10年、20年先を見据えて、どっしりと構えていること。これが、投資初心者が勝つための最大の秘訣です。

さあ、最初の一歩を踏み出そう!

具体的なアクションプランは、たったの3ステップです。

  1. 証券会社の口座を開設する
    • まずは新NISAを始めるための「器」を作りましょう。SBI証券や楽天証券といった、手数料が安くてスマホで手軽に取引できるネット証券が断然おすすめです。
  2. 投資する商品(ファンド)を選ぶ
    • この記事で紹介したファンドを参考に、あなたの「目的」と「リスク許容度」に合った一本を選びましょう。最初はオルカンかS&P500のどちらか1本から始めてみるのが、シンプルで分かりやすいかもしれません。
  3. 積立設定をする
    • 「毎月いくら」「何日に」積み立てるかを設定します。無理のない金額(最初は月々5,000円や1万円でもOK!)から始めて、あとは「ほったらかし」にするだけ!

たったこれだけです。思っていたより、ずっと簡単じゃないですか? 未来の自分をちょっと楽にしてあげるために、今日のあなたが踏み出すこの小さな一歩は、想像以上に大きな価値を持っています。さあ、一緒に新しい世界への扉を開けてみましょう!

まとめ:人気は参考に、最後は「自分軸」で選ぼう!

今回は、2025年上半期の新NISAで、特定の投資信託に人気が集中しているというニュースを元に、その理由と投資の選び方について解説してきました。最後に、今日のポイントをまとめておきましょう!

  • 【事実】新NISAは「オルカン」「S&P500」の2強時代! 2025年上半期、新NISAで買われた投資信託のうち、上位5本に資金の約4割が集中。特に「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に人気が殺到しています。
  • 【理由】人気の秘密は「低コスト・分散・実績」 選ばれる理由は、①圧倒的に手数料が安いこと、②1本で世界中に分散投資できる手軽さ、③長期的に成長してきた信頼と実績、この3点に集約されます。
  • 【注意】「みんなと一緒」で思考停止はNG! 人気ファンドは確かに優秀ですが、「なぜ人気なのか?」を理解し、自分の投資目的やリスク許容度に合っているかを考えることが何より重要です。
  • 【結論】成功のカギは「長期・積立・分散」 ドルコスト平均法を活用した「つみたて投資」で、短期的な値動きに惑わされず、10年、20年先を見据えてコツコツ続けることが、資産形成の王道です。

投資って、始める前はなんだか難しくて怖いイメージがあるかもしれません。でも、今日の話で少しでも「自分にもできそうかも」と感じてもらえたら嬉しいです。

人気ランキングは、いわば「登山口がたくさんある山の、一番メジャーな登り口」のようなもの。多くの人がそこから登るし、道も整備されていて安心です。でも、あなただけの絶景が見える、別のルートがあるかもしれません。

大切なのは、情報をしっかり集めて、自分で納得して、最初の一歩を踏み出すこと。そして、一度始めたら、焦らず、騒がず、じっくりと育てていくことです。

未来のあなたからの「ありがとう」のために、今日から小さな種をまいてみませんか?

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