【2026年最新】マイナカードでステーブルコイン決済が可能に!三井住友カードの福岡実証実験を徹底解説

投資ニュース解説

今日は投資初心者のみなさんにとって、とても興味深いニュースをお届けします。2026年1月、三井住友カードが福岡市で全国初となる、マイナンバーカードを使ったステーブルコイン決済の実証実験を開始しました。

ステーブルコイン、マイナカードで決済 三井住友カードが福岡で実証 - 日本経済新聞
三井住友カードは23日、全国で初めてとなるマイナンバーカードを使ったステーブルコイン決済の実証実験を福岡市で始めた。利用者はマイナカードをウォレット(電子財布)として用い、決済端末にタッチして支払う。ステーブルコインは法定通貨や国債など裏付...

「ステーブルコイン?マイナカード決済?なんだか難しそう…」と思った方、安心してください。この記事では、専門用語を分かりやすく解説しながら、この新しい決済方法がどれほど画期的で、私たちの生活や投資にどんな影響を与えるのかを、じっくりとお話しします。

2025年10月、日本円に連動するステーブルコインとして「JPYC」が国内で正式に発行されました。そして今回の実証実験は、その次のステップとして、実際の店舗決済での利用可能性を探る重要な取り組みなのです。

三井住友カードの福岡実証実験とは?

全国初!マイナカードが電子財布になる日

2026年1月23日から24日にかけて、福岡市で歴史的な実証実験が行われました。男子プロバスケットボールBリーグ2部「ライジングゼファー福岡」の試合会場で、来場者はマイナンバーカードをかざすだけで、キッチンカーやグッズ売り場での買い物ができたのです。

従来、マイナンバーカードは身分証明書や行政手続きのためのツールでしたが、今回の実証実験では「電子財布(ウォレット)」として機能しました。これは日本の決済史において、大きな転換点といえるでしょう。

実証実験の仕組み:3ステップで完了する決済

では、実際にどのような流れで決済が行われたのでしょうか。利用者は以下の3ステップで簡単に支払いを完了できました。

ステップ1: フィンテック企業マイナウォレット(東京・千代田)のアプリをダウンロードし、マイナンバーカードにステーブルコインをひも付けます。このアプリが、カードとデジタル通貨を結びつける橋渡し役を果たします。

ステップ2: 事前にステーブルコインを購入してアプリにチャージします。今回の実証実験では、円連動型の「JPYC」が使用されました。

ステップ3: 店舗で商品を選んだら、三井住友カードのキャッシュレス決済端末「stera(ステラ)」にマイナンバーカードをタッチするだけ。瞬時に決済が完了します。

この仕組みは、すでに私たちが慣れ親しんでいる交通系ICカードや電子マネーの決済と似ていますが、決定的な違いは、裏側でブロックチェーン技術を使った暗号資産が動いている点です。

なぜ福岡が選ばれたのか?

福岡市は以前から「スタートアップ都市」として知られ、新しい技術やサービスの実証実験に積極的な自治体です。行政とビジネスの連携が強く、規制面でも柔軟な対応ができる環境が整っているため、今回のような先進的な取り組みの舞台として選ばれたと考えられます。

また、Bリーグの試合会場という、多くの若年層が集まる場所で実施したことも戦略的です。デジタルネイティブ世代は新しい決済方法への抵抗が少なく、フィードバックも得やすいからです。

ステーブルコインって何?投資初心者のための基礎知識

ビットコインとは全く違う「安定した」暗号資産

「暗号資産」や「仮想通貨」と聞くと、多くの方がビットコインやイーサリアムを思い浮かべるでしょう。これらは価格が激しく上下することで知られており、1日で10%以上値動きすることも珍しくありません。投資対象としては面白いかもしれませんが、日常の買い物には使いづらいですよね。

ステーブルコインは、この価格変動という暗号資産最大の弱点を克服するために生まれました。法定通貨や国債など裏付けとなる資産を担保に発行され、ドルや円に連動するため価格が安定しやすいのです。

例えば、JPYCは1JPYC=1円に固定されています。つまり、100円分のJPYCを持っていれば、明日も来月も100円の価値があるということです。この「価値が変わらない」という特性が、決済手段として非常に重要なのです。

ステーブルコインの3つのタイプ

ステーブルコインには、その仕組みによって大きく3つのタイプがあります。投資初心者の方は、まずこの分類を理解しておくと良いでしょう。

法定通貨担保型:最も一般的なタイプで、米ドルや日本円などの法定通貨を裏付け資産として保有します。JPYCは資金決済法に基づき、預貯金や日本国債を裏付け資産として用いており、利用者保護と価値の安定性が制度的に担保されています。発行者が破綻しても資金が保全される「倒産隔離」の仕組みも整備されており、安全性が高いのが特徴です。

仮想通貨担保型:ビットコインやイーサリアムなど、他の暗号資産を担保にするタイプです。価格変動のリスクがあるため、通常は担保を多めに預けることで価値を安定させます。

アルゴリズム型:担保資産を持たず、プログラムによって供給量を自動調整することで価格を安定させるタイプです。技術的には興味深いですが、過去に破綻事例もあり、リスクは高めです。

日本国内で発行が認められているのは法定通貨担保型のみで、銀行、信託会社、資金移動業者に限定されています。これは利用者保護を最優先した、日本らしい慎重なアプローチといえるでしょう。

JPYC登場の意義:日本の「ステーブルコイン元年」

2025年は日本における「ステーブルコイン元年」となりました。JPYCの正式発行により、日本でも本格的なステーブルコイン経済圏が動き始めたのです。

JPYC株式会社は、3年後に発行額10兆円という野心的な目標を掲げています。これは現在の電子マネー市場と比較しても相当な規模です。もし実現すれば、私たちの決済インフラが根本から変わる可能性があります。

また、市場規模はすでに2,500億ドル(約38兆円)を超え、決済や国際送金での利用が拡大しています。世界的に見ても、ステーブルコインは単なる投機対象ではなく、実用的な決済インフラとして認知され始めているのです。

マイナカード決済の仕組みを徹底解剖

マイナウォレットアプリの役割

今回の実証実験で重要な役割を果たしたのが、マイナウォレットアプリです。このアプリは、物理的なマイナンバーカードとデジタルなステーブルコインを結びつける「架け橋」として機能します。

アプリをインストールすると、まずマイナンバーカードの電子証明書を読み取ります。これにより、カードとアプリが紐づけられ、本人確認が完了します。その後、JPYCを購入してアプリにチャージすることで、マイナンバーカードが文字通り「電子財布」になるわけです。

この仕組みの優れている点は、既存のインフラ(マイナンバーカード)を活用している点です。新しいカードを発行したり、専用デバイスを購入したりする必要がなく、すでに多くの国民が持っているマイナンバーカードで実現できるのは、普及の観点から非常に合理的といえます。

stera端末との連携技術

三井住友カードの決済端末「stera」は、クレジットカードや電子マネーなど、さまざまな決済手段に対応した先進的な端末です。今回の実証実験では、この端末にステーブルコイン決済機能が追加されました。

決済の流れは以下の通りです。利用者がマイナンバーカードを端末にタッチすると、端末はマイナウォレットアプリと通信し、利用者のステーブルコイン残高を確認します。決済金額が承認されると、ブロックチェーン上で取引が記録され、店舗側のウォレットにステーブルコインが送金されます。この一連のプロセスは数秒で完了し、従来のクレジットカード決済と変わらない速度です。

ブロックチェーンの役割:見えないところで働く技術

ステーブルコイン決済の裏側では、ブロックチェーン技術が重要な役割を果たしています。ブロックチェーンとは、取引記録を複数のコンピューターで分散管理する技術で、改ざんが極めて困難という特徴があります。

従来の電子マネーでは、中央のサーバーが全ての取引を管理していましたが、ステーブルコインではブロックチェーン上に取引が記録されます。これにより、透明性が高く、かつ24時間365日停止することなく稼働するシステムが実現できるのです。

投資初心者の方は、「ブロックチェーン=仮想通貨」というイメージを持たれているかもしれませんが、実は決済インフラとしても非常に優れた技術なのです。

ステーブルコイン決済がもたらす5つのメリット

メリット1:海外送金が劇的に安く、速くなる

ステーブルコイン決済の最大のメリットの一つが、国際送金の効率化です。現在、銀行を通じた海外送金には数日かかり、手数料も数千円かかることが一般的です。しかし、ステーブルコインを使えば、数秒で送金でき、手数料はほぼゼロに近くなります。

例えば、日本で働く外国人労働者が母国の家族に仕送りをする場合、従来は月に1回まとめて送金し、その都度高額な手数料を支払っていました。しかし、ステーブルコインを使えば、毎週でも毎日でも、ほとんどコストをかけずに送金できるようになります。

これは個人だけでなく、企業にとっても大きなメリットです。法人のユースケースにおいて、銀行間決済の迅速化とオペレーションコストの低減といったメリットがあります。従来の国際決済は銀行のネットワークを介して行われ、夜間メンテナンスなどで資金移動が翌営業日にずれ込むケースがありましたが、ステーブルコインなら時間的・コスト的にも大幅な効率化が期待できます。

メリット2:地域通貨としての活用可能性

マイナウォレットの橘博之社長は、ステーブルコインが地域通貨の発行とも親和性があると述べています。地域通貨とは、特定の地域でのみ使用できる通貨で、地域経済の活性化を目的として発行されます。

例えば、ある自治体がステーブルコインベースの地域通貨を発行すれば、住民はスマートフォンやマイナンバーカードで簡単に決済でき、自治体は通貨の流通状況をリアルタイムで把握できます。紙の地域通貨と違って印刷コストもかからず、偽造の心配もありません。

さらに、プログラマビリティ(プログラム可能性)という特性を活かせば、「3ヶ月以内に使わないと価値が減る」「地元の商店街でのみ使える」といった条件を設定することも可能です。これにより、地域内での消費を促進し、経済を活性化させることができるのです。

メリット3:給付金支払いの効率化

新型コロナウイルスの流行時、政府からの給付金支払いには多大な時間と労力がかかりました。申請書の郵送、確認作業、銀行振込という一連のプロセスに数ヶ月を要したことは記憶に新しいでしょう。

ステーブルコインを活用すれば、このプロセスが劇的に簡素化されます。マイナンバーと紐付いたウォレットに直接給付金を送金すれば、申請から受け取りまで数分で完了します。緊急時の迅速な支援が可能になるのです。

また、給付金の使途を限定することも技術的には可能です。例えば、「食料品の購入にのみ使える」「地元の商店でのみ使える」といった条件を設定することで、政策目的に沿った給付が実現できます。

メリット4:決済手数料の削減

現在、店舗側はクレジットカード決済の際に3%前後の手数料を負担しています。小規模な商店にとって、この手数料は大きな負担です。

ステーブルコイン決済では、ブロックチェーン技術を活用することで、この手数料を大幅に削減できる可能性があります。中間業者が少なくなるため、コストが下がるのです。これは店舗にとってだけでなく、最終的には商品価格の低下という形で消費者にもメリットがあります。

メリット5:取引の透明性とトレーサビリティ

ステーブルコインの特徴の一つに、高いトレーサビリティ(追跡可能性)があります。ブロックチェーン上に記録された取引は、後から確認・検証することができます。

これは、企業の会計処理や監査において大きなメリットとなります。また、マネーロンダリング(資金洗浄)などの不正取引の防止にも役立ちます。取引の透明性が高まることで、より健全な経済活動が促進されるのです。

大手企業の参入と2026年以降の展望

りそなHD、SBIホールディングスも続々参入

三井住友カードの実証実験は氷山の一角に過ぎません。大手金融機関も続々とステーブルコイン市場に参入しています。

りそなホールディングスはデジタルガレージと組み、2025年度中に円建てとドル建てのステーブルコインを使った店舗決済の実証実験を開始する予定です。メガバンクの参入は、ステーブルコインが「実験段階」から「実用段階」へと移行しつつあることを示しています。

また、SBIホールディングス傘下のSBI VCトレードは、2026年春からドル建てコインの実証実験を予定しており、さらに2025年12月にはアプラスと共同でUSDCを活用した店舗決済の実証実験を2026年春に開始すると発表しました。インバウンド需要の取り込みなど、実需創出に向けた取り組みが進んでいます。

世界的なステーブルコイン市場の成長

日本国内だけでなく、世界的にもステーブルコイン市場は急成長しています。ステーブルコイン市場は2030年までに最大4兆ドル規模に達する可能性があるとの見方もあります。これは現在の市場規模の約16倍です。

世界最大の資産運用会社ブラックロックは2026年の投資展望レポートで、ステーブルコインの役割を強調し、クロスボーダー決済や新興市場における現地通貨の代替手段としての成長可能性を示唆しています。金融の専門家たちが注目しているということは、投資家としても無視できないトレンドということです。

規制環境の整備が進む

ステーブルコインの普及には、適切な規制環境が不可欠です。日本では2023年6月に改正資金決済法が施行され、ステーブルコインが「電子決済手段」として法的に定義されました。これにより、企業が安心してステーブルコインビジネスに参入できる環境が整いました。

米国でも、2025年にGENIUS法が成立し、規制枠組みが整備されました。各国で法整備が進むことで、ステーブルコインはより主流の決済システムへと統合されていくでしょう。

投資家が注目すべき3つのポイント

投資初心者の方が、今後のステーブルコイン市場で注目すべきポイントを3つ挙げます。

ポイント1:発行企業の信頼性 ステーブルコインの価値は、裏付け資産の健全性に依存します。発行企業が十分な資産を保有しているか、定期的な監査を受けているかを確認することが重要です。JPYC株式会社のように、法律に基づいて適切に運営されている企業を選びましょう。

ポイント2:利用シーンの拡大 ステーブルコインの価値は、実際に使える場所が増えることで高まります。今回の福岡実証実験のように、実店舗での決済が可能になれば、普及が加速するでしょう。どの企業のステーブルコインが最も多くの加盟店を獲得するかが、競争のカギとなります。

ポイント3:技術革新とセキュリティ ブロックチェーン技術は日々進化しています。より速く、より安全で、より使いやすいシステムを開発できる企業が市場をリードするでしょう。また、セキュリティ面での事故がないことも、信頼を維持する上で不可欠です。

2026年の市場予測:飛躍の年になるか

2026年はこの流れが加速すると考えられます。マイナンバーカードの次期仕様への移行も2026年度中に予定されており、セキュリティ強化や利便性向上が図られます。これにより、マイナンバーカードを使った決済がより安全で使いやすくなるでしょう。

また、2026年春にはSBI VCトレードのドル建てステーブルコイン実証実験も予定されており、国内でのステーブルコイン利用環境は急速に整備されていくと予想されます。投資家としては、この成長市場に早い段階から注目しておくことが重要です。

まとめ:新しい決済の時代が始まった

今回の三井住友カードによる福岡での実証実験は、日本におけるステーブルコイン決済の大きな一歩となりました。マイナンバーカードという既存のインフラを活用し、ステーブルコインという新しい技術を組み合わせることで、便利で安全な決済システムが実現しつつあります。

ステーブルコインは単なる投機的な暗号資産ではなく、実用的な決済手段として、私たちの生活に浸透していくでしょう。海外送金の効率化、地域経済の活性化、給付金支払いの迅速化など、様々な分野での応用が期待されています。

投資初心者の皆さんにとって、この新しい技術とその市場を理解することは、将来の投資機会を見極める上で重要です。JPYCをはじめとする日本発のステーブルコインや、それを支える技術企業、利用環境を整備する金融機関など、注目すべき投資対象は多岐にわたります。

2025年が「ステーブルコイン元年」だとすれば、2026年は「ステーブルコイン飛躍の年」になるかもしれません。りそなHD、SBIホールディングス、三井住友フィナンシャルグループといった大手金融機関の動向や、実証実験から本格導入への移行スケジュールに注目していきましょう。

また、世界的な視点で見ても、多通貨建てや非ドル建てのステーブルコインが普及すれば、中立的な決済ルートとなり、あらゆる通貨での貿易決済が可能となります。国際金融の構造自体が変わる可能性もあり、グローバルな投資戦略を考える上でも重要なトピックです。

この記事で解説した基礎知識を土台に、ステーブルコイン市場の動向を追いかけてみてください。新しい技術は最初は難しく感じるかもしれませんが、一度理解すれば、投資や経済を見る目が大きく広がります。

マイナンバーカードをタッチするだけで決済が完了する未来は、もうすぐそこまで来ています。この変革の波に乗り遅れないよう、今から情報収集を始めましょう!

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