オルカンが10兆円の大台を突破!投資の世界で何が起きているの?
2026年2月9日、投資の世界で大きなニュースが飛び込んできました。三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」の純資産総額が、ついに10兆円を突破したのです!

「10兆円」と聞いてもピンとこないかもしれませんね。でも、これは投資の世界ではものすごいことなんです。実は、オルカンが誕生したのは2018年10月のこと。まだ8年も経っていません。それなのに10兆円もの資金を集めたということは、それだけ多くの人が「オルカンで投資を始めよう!」と選んだということなんです。
具体的な数字を見てみましょう。2024年4月には3兆円だったオルカンが、同年12月には5兆円に到達。そしてわずか1年2ヶ月後の2026年2月に10兆円を突破しました。特に2024年1月に新しいNISA(少額投資非課税制度)がスタートしてから、資産の伸びが加速しているんです。
でも、「投資ってなんだか難しそう…」「私には関係ない話かな」と思っていませんか?実は全然そんなことはないんです。むしろ、これだけ多くの人がオルカンを選んでいるということは、初心者でも始めやすい投資だという証拠なんですよ。
そもそも「オルカン」って何?初心者にもわかる基礎知識
正式名称は長いけれど、中身はシンプル!
「オルカン」という愛称で親しまれていますが、正式名称は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」といいます。ちょっと長いですよね。だから投資家の間では「オルカン」と呼ばれているんです。
「全世界」に投資できるってどういうこと?
オルカンの最大の特徴は、これ一つで世界中の株式に投資できるという点です。
普通、株式投資をしようと思ったら、「トヨタの株を買おう」とか「アップルの株を買おう」とか、一つ一つの会社を選んで投資しますよね。でも、初心者の方がいきなり「どの会社の株を買えばいいの?」って聞かれても困ってしまいます。
オルカンなら、そんな悩みは不要です。なぜなら、オルカンは世界47カ国、約2,687銘柄の株式に分散投資してくれるからなんです。日本を含む先進国23カ国と新興国24カ国の大企業・中堅企業の株式がバランスよく組み込まれています。世界の投資可能な株式市場の約85%をカバーしているので、まさに「世界まるごと投資」というわけです。
どんな会社に投資しているの?
2025年12月末時点のデータを見ると、組み入れ比率の上位は以下のようになっています:
国・地域別の内訳
- アメリカ:約63%
- 日本:約4.9%
- その他先進国:約22%
- 新興国:約10.8%
組み入れ上位の企業(誰もが知っている有名企業ばかり!)
- エヌビディア(半導体メーカー、AI関連で注目)
- アップル(iPhoneで有名)
- マイクロソフト(WindowsやOfficeの会社)
- アマゾン(ネット通販大手)
見てください!全部聞いたことがある会社ばかりですよね。オルカンに投資するということは、こういった世界のトップ企業に少しずつ投資しているということなんです。
オルカンの「低コスト」の秘密
投資信託を選ぶとき、もう一つ大切なのが「コスト」です。投資信託には「信託報酬」という手数料がかかります。
オルカンの信託報酬は、なんと年率0.05775%(税込)。これは業界最低水準なんです!
もし100万円をオルカンで運用した場合、1年間の手数料は約578円です。月々にすると約48円。缶ジュース1本分にも満たない金額です。他の投資信託だと、信託報酬が1%を超えるものもあり、100万円で年間1万円以上の手数料がかかります。長期投資では、この差がどんどん大きくなっていくんです。
なぜオルカンはこんなに人気なの?5つの理由を解説
理由1: 新NISAとの相性が抜群!
オルカンが10兆円を突破した最大の理由は、2024年1月にスタートした「新NISA」との相性の良さです。
NISAは「少額投資非課税制度」の略で、投資で得た利益に税金がかからない素晴らしい制度です。通常、投資で利益が出ると約20%の税金がかかります。たとえば10万円の利益が出たら、約2万円が税金として引かれてしまうんです。でも、NISA口座で投資すれば、この税金がゼロ!10万円の利益がそのまま手元に残ります。
2024年にスタートした新NISAは、従来のNISAよりもさらにパワーアップしました:
- 非課税期間が無期限(以前は最長20年だった)
- 年間投資枠が360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)
- 生涯投資枠が1,800万円
- 売却しても翌年に非課税枠が復活する
実際、金融庁のデータによると、2025年6月末時点で新NISA口座は約2,696万口座に達しています。これは日本の成人人口の約4人に1人が口座を持っている計算になります。
理由2: 長期投資に最適な仕組み
オルカンは「長期・積立・分散」という投資の三原則にぴったり合致しています。
世界経済は、短期的には上がったり下がったりしますが、長期的には成長を続けてきました。国際通貨基金(IMF)のデータによると、世界経済の成長率は2026年でも2.8%と予測されています。日本の成長率が0.6%程度ですから、世界経済の成長率は日本よりもずっと高いんです。
積立投資の魅力
オルカンは毎月一定額を自動で購入する「積立投資」ができます。積立投資の良いところは:
- 値段が高いときは少なく買い、安いときはたくさん買える(ドルコスト平均法)
- 自動なので買い時を悩まなくていい
- 少額から始められる
- 相場の上下に一喜一憂しなくて済む
金融庁の調査によると、新NISA口座での継続保有率は、つみたて投資枠で94.2%と非常に高い数字が出ています。一度始めたら、ほとんどの人が続けられているんです。
理由3: 「ほったらかし投資」ができる
一度積立設定をしてしまえば、あとは基本的に放置でOK。プロの運用会社が世界中の株式のバランスを自動で調整してくれます。忙しい会社員の方や、投資の勉強に時間を割けない方でも、無理なく続けられます。
理由4: 少額から始められる
オルカンは、証券会社によっては月100円から積立投資ができます。多くの人は、月1万円〜3万円程度から始めています。
月1万円を20年間積み立てた場合(年利5%と仮定)
- 元本:240万円
- 運用益:約166万円
- 合計:約406万円
新NISA口座で運用すれば、この166万円の利益に税金はかかりません。課税口座なら約34万円が税金で引かれてしまうところ、まるまる手元に残るんです。
理由5: 実績のあるインデックス投資
オルカンは「インデックス型」の投資信託です。長期的に見ると、多くのアクティブ型ファンドはインデックス型に勝てないというデータがあります。オルカンのようなインデックス型は手数料が安く、シンプルでわかりやすく、長期的に安定したリターンが期待できるため、世界中の投資家に選ばれているんですね。
オルカン投資の注意点とリスクも知っておこう
注意点1: 価格は上下する(元本保証ではない)
オルカンは銀行預金ではありません。株式に投資する投資信託なので、基準価額は日々変動します。2025年には、年初から春にかけてトランプ大統領の関税政策の影響で世界の株式市場が軟調になり、オルカンの基準価額も下落しました。
でも、過去のデータを見ると、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックなど大きな下落はこれまでにも何度もありましたが、その後は時間をかけて回復し、さらに成長を続けてきたんです。
積立投資なら下落も味方に
月々一定額を積み立てる方法なら、価格が下がったときは自動的にたくさんの口数を買うことができます。そして価格が回復したときに、その分の利益が大きくなります。これが「ドルコスト平均法」の効果です。
注意点2: 為替リスクがある
オルカンの組入銘柄の約63%はアメリカ株、残りも海外の株式です。為替レートが変動すると、円建てでの資産価値も変わります。ただし、長期投資なら為替変動も平準化されていきますし、「円だけで資産を持つリスク」を考えると、外貨資産を持つことは分散効果があるとも言えます。
注意点3: すぐにお金持ちにはなれない
オルカンは「地道にコツコツ」型の投資です。1年で資産が2倍、3倍になるような劇的な成長は期待できません。オルカンは、10年、20年、30年という長期間で、着実に資産を増やしていく投資です。
リスクとの正しい付き合い方
リスクを減らすコツ:
✓ 長期投資を前提にする(最低でも10年以上)
✓ 生活に必要なお金には手をつけない
✓ 積立投資で時間分散する
✓ 短期的な値動きを見ない(見すぎない)
✓ 新NISAを活用して税金を減らす
実際にオルカンで投資を始めるには?具体的なステップ
ステップ1: 証券会社で新NISA口座を開設する
まずは証券会社で口座を開設する必要があります。特に、新NISA口座を開設することで、税金がかからない投資ができるようになります。
おすすめのネット証券
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- 松井証券
最近は、マイナンバーカードを使えば最短翌営業日で口座開設できる証券会社もあります。
ステップ2: オルカンを検索して選ぶ
口座が開設できたら、証券会社のサイトやアプリで「オルカン」や「eMAXIS Slim 全世界株式」と検索してください。
ステップ3: 積立設定をする
設定する項目:
- 投資枠:つみたて投資枠または成長投資枠
- 積立金額:月100円〜(おすすめは月1万円〜3万円)
- 積立日:給料日の直後がおすすめ
- 引き落とし方法:クレジットカード決済だとポイントが貯まってお得!
ステップ4: 設定したら「ほったらかし」
積立設定が完了したら、あとは基本的に放置でOKです。年に1〜2回、残高を確認する程度で十分です。
2026年のNISA改正情報も要チェック!
2026年度には、NISAがさらに使いやすくなる改正が予定されています:
- 18歳未満もNISAが使えるように
- 対象商品の拡充
- 非課税枠の復活が早くなる
まとめ:オルカンで始める、あなたの資産形成の第一歩
オルカンが10兆円を突破したというニュースは、「これだけ多くの人が、長期的な資産形成の必要性を感じ、実際に行動を起こしている」という証です。
オルカンの魅力(再確認)
✓ これ一つで世界中に分散投資できる
✓ 信託報酬が年0.05775%と超低コスト
✓ 月100円から始められる
✓ 新NISAで税金がかからない
✓ ほったらかしでOK
大切なのは「今すぐ始めること」
投資で最も大切な要素の一つが「時間」です。同じ月1万円の積立でも、20年間続けたら元本240万円が約406万円に、30年間続けたら元本360万円が約832万円になります(年利5%の場合)。
時間が長ければ長いほど、複利効果で資産は大きく育ちます。「いつか始めよう」ではなく、「今すぐ始める」ことが重要なんです。
最後に:あなたの未来への投資を始めよう
投資の三原則を守る
- 長期:最低10年、できれば20年以上の視点で
- 積立:毎月コツコツ、自動で続ける
- 分散:オルカン一つで世界中に分散投資
無理のない範囲で始める
- 生活費を削ってまで投資しない
- 緊急時のお金は別に確保
- 月5,000円からでも十分
10兆円を突破したオルカン。これだけ多くの人が選んでいるのには、理由があります。あなたも、その仲間入りをしてみませんか?
未来のあなたが「あのとき始めておいてよかった」と思える日が、きっと来るはずです。さあ、今日からあなたの資産形成の第一歩を踏み出しましょう!
