【初心者必見】JPYCついに登場!1円=1JPYCの安心感?日本初の円建てステーブルコイン、その使い方から将来性まで徹底解説!

投資ニュース解説

ついに来た!日本に「円と連動するデジタル通貨」が誕生!

今日は、未来のお金の形を大きく変えるかもしれない、超ビッグなニュースを、誰にでも分かるように噛み砕いて解説していきますね。

2025年8月18日、こんなニュースが飛び込んできました。

金融庁、JPYCを資金移動業に登録 円建てのステーブルコイン発行へ - 日本経済新聞
金融庁は18日、フィンテック企業のJPYC(東京・千代田)を資金移動業に登録したと発表した。同社は国内で初となる法定通貨に価値が連動する円建てのステーブルコイン発行を検討しており、発行には当局による業者登録が必要だった。JPYCも同日、資金...

…うーん、専門用語が多くて「???」となってしまった人も多いかもしれませんね。大丈夫です!この記事を読み終わる頃には、「なるほど、そういうことか!」とスッキリ理解できるようになっていますよ。

超ざっくり言うと、「ぼくたちが普段使っている『日本円』とほぼ同じ価値を持つデジタル通貨が、ついに日本で正式に誕生する!」というニュースなんです。

この新しいデジタル通貨の名前は「JPYC」。その名の通り、JPY(日本円)のC(コイン)です。そして、このJPYCのような「法定通貨(国が発行するお金)と価値が連動するデジタル通貨」のことを、専門用語で「ステーブルコイン」と呼びます。

「デジタル通貨って、ビットコインみたいなものでしょ? 値動きが激しくて怖い…」

そんな風に思ったあなた、鋭いですね!でも、ご安心ください。このステーブルコインは、ビットコインとは全く違う性質を持っているんです。

この記事では、

  • そもそも「ステーブルコイン」って何?ビットコインと何が違うの?
  • 新しいデジタル通貨「JPYC」で、一体何ができるようになるの?
  • 投資初心者として、このニュースをどう捉えればいい?安全性は?

といった疑問に、一つひとつ丁寧にお答えしていきます。もしかしたら、数年後には現金やクレジットカードと同じくらい当たり前に、この「JPYC」を誰もが使っているかもしれません。そんな未来をちょっとだけ先取りするワクワク感を、一緒に味わっていきましょう!

そもそも「ステーブルコイン」って何?ビットコインと何が違うの?

さて、冒頭で出てきた「ステーブルコイン」という言葉。これが今回のニュースを理解するための最重要キーワードです。ここをしっかり押さえておきましょう!

まず、「ステーブル(Stable)」という英単語、これは「安定した」という意味です。つまり、ステーブルコインとは「価値が安定したコイン」ということ。何に対して安定しているのかというと、ぼくたちが普段使っている「円」や「ドル」といった法定通貨に対してなんです。

今回登場した「JPYC」は、「1 JPYC = 1円」となるように設計されています。ここが、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)との決定的な違いです。

ちょっと想像してみてください。

ビットコイン:価格がジェットコースターのように激しく上下します。昨日1000万円だった価値が、今日には900万円になったり、1100万円になったり…。この価格の変動を利用して利益を狙うのが、一般的な暗号資産投資ですよね。でも、買い物で使おうとしたら、昨日までパンが1個買えたのに、今日は半分しか買えない…なんてことが起こり得ます。これでは決済手段としては使いにくいですよね。

ステーブルコイン(JPYC):価格は常に「1コイン≒1円」で安定しています。まるでメリーゴーランドのように、同じ場所をぐるぐると安定して回っているイメージ。これなら、お店で「150円のジュースを150 JPYCで支払う」ということが、いつでも安心してできます。

では、なぜJPYCは価値を安定させることができるのでしょうか?

その秘密は「裏付け資産」にあります。JPYCを発行する会社(JPYC社)は、発行したJPYCの総額と全く同じ金額の日本円を、銀行預金や国債といった形で必ず保管しておかなければいけない、というルールがあるんです。

例えば、JPYC社が1億JPYCを発行したら、必ず1億円分の日本円を会社の資産として保有し続けます。利用者が「1 JPYCを1円に換金したい」と言えば、この保管している資産からいつでも払い戻せるようになっているんですね。この「いつでも1円に交換できる」という信頼があるからこそ、「1 JPYC=1円」という価値が保たれるわけです。

これを専門的に「法定通貨担保型ステーブルコイン」と言います。難しい言葉ですが、要は「ちゃんと本物の円で価値を裏付けているから安心なんだよ」ということです。

価格変動のスリルを味わうのがビットコインなら、円と同じ安心感でデジタルに使えるのがステーブルコイン。この違い、なんとなくイメージできましたか?この「安定性」こそが、ステーブルコインがこれからの社会で様々な役割を期待されている最大の理由なんです。

JPYCで何ができる?気になる「使い道」を徹底調査!

「1 JPYC=1円」という安定性が魅力のJPYC。では、これを使って具体的にどんなことができるようになるのでしょうか?ニュースで紹介されていた内容を元に、その可能性を探っていきましょう!

1. 手数料が激安&超高速になる「個人・法人の送金」

まず期待されているのが、送金の世界に革命を起こす可能性です。

例えば、海外に留学している子どもに毎月5万円の仕送りをするとします。今だと銀行の海外送金サービスを使うのが一般的ですが、数千円の手数料がかかったり、着金までに数日かかったりしますよね。

これがJPYCになるとどうなるか。ブロックチェーンというインターネット上の取引台帳のような技術を使うことで、銀行を介さずに、非常に安い手数料(場合によっては数円~数十円)で、ほぼリアルタイムに海外へ送金できるようになる可能性があります。これは個人間の送金だけでなく、海外の企業と取引をする法人の決済においても、コストと時間を大幅に削減できる大きなメリットになります。

2. 投資の新しい選択肢?「DeFi(分散型金融)」での資産運用

次に、投資初心者の方にもぜひ知っておいてほしいのが「DeFi(ディーファイ)」という世界です。

【かんたん解説:DeFiとは?】

DeFiとは「Decentralized Finance」の略で、日本語では「分散型金融」と訳されます。すごく簡単に言うと、「銀行や証券会社といった特定の管理者を介さずに、インターネット上(ブロックチェーン上)で自動的に行われる金融サービス」のことです。

例えば、DeFiのサービスの一つに「レンディング」というものがあります。これは、自分が持っているデジタル通貨を、それを借りたい人に貸し出すことで、銀行預金の利息のように「貸借料」を受け取れる仕組みです。

JPYCは価値が安定しているので、値下がりのリスクを心配することなく、DeFiサービスに預け入れて、年利数%といったリターンを狙う、といった新しい資産運用の形が可能になります。もちろんリスクはゼロではありませんが、円預金の金利がほぼ0%の今、円と同じ価値を持つJPYCで資産を運用できるというのは、非常に魅力的な選択肢になり得ます。

3. NFTの購入やネットショッピングももっと手軽に!

さらに、JPYCはデジタルアートやゲームアイテムの売買で注目される「NFT(非代替性トークン)」の決済にも使われることが期待されています。今まではNFTを買うために、イーサリアム(ETH)などの値動きの激しい暗号資産を使う必要がありましたが、JPYCなら日本円の感覚でスムーズに購入できるようになります。

将来的には、Amazonや楽天のようなECサイトでの支払いや、街のカフェでの支払いなど、あらゆる決済シーンでJPYCが使われる日が来るかもしれません。まさに、”デジタル版の日本円”として、ぼくたちの生活に溶け込んでいく可能性を秘めているんです。

一番大事!JPYCって安全なの?投資対象としてアリ?

新しい技術やサービスと聞くと、やっぱり気になるのが「それって本当に安全なの?」という点ですよね。特に、自分のお金を預けるとなればなおさらです。結論から言うと、今回のJPYCは、国が定めたルールに則って運営される、非常に信頼性の高いステーブルコインと言えます。

その最大の理由は、JPYC社が金融庁から「資金移動業」としての登録を受けたことにあります。

【かんたん解説:資金移動業とは?】

銀行以外で、送金サービス(為替取引)を行う事業者のことです。身近な例でいうと、「PayPay」や「LINE Pay」といったスマホ決済サービスの運営会社も、この資金移動業の登録を受けています。

2023年に改正された「資金決済法」という法律で、日本国内でステーブルコインを発行・管理できるのは、①銀行、②信託会社、そして③資金移動業者の3種類に限定されました。つまり、JPYCは国が「この事業者なら、きちんとお金のやり取りを管理できるね」と認めた、いわば”金融庁お墨付き”の事業者になったわけです。

さらに、第2ブロックで説明した「資産保全の仕組み」も安全性を高めています。資金移動業者は、利用者の資金を安全に保全する義務があります。JPYC社は、発行したJPYCと同額の日本円を預金や国債などで確実に保管しておく必要があります。これにより、万が一JPYC社が倒産するようなことがあっても、利用者の資産は守られる仕組みになっているのです。これは、何の裏付けもなく価値が暴落した過去の海外のステーブルコインとは一線を画す、大きな安心材料です。

では、「投資対象としてJPYCはアリなの?」という疑問にお答えしましょう。

ここが重要なポイントですが、JPYCは「1 JPYC = 1円」で価値が安定しているため、ビットコインのように買って持っておくだけで価格が10倍、100倍になる、といった値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う投資には向いていません。

JPYCで利益を狙う場合の主な方法は、第3ブロックで紹介した「DeFiでの資産運用」になります。JPYCをレンディングサービスに貸し出して、利息(インカムゲイン)を得る、というイメージです。

ただし、DeFiの利用にはリスクも伴います。

  • ハッキングのリスク:DeFiサービスがサイバー攻撃を受けて、預けていた資産が盗まれてしまう可能性。
  • プラットフォームのリスク:利用するDeFiサービスのプログラムに欠陥(バグ)があり、資産が引き出せなくなる可能性。

したがって、投資初心者の方がJPYCに関わるなら、「値上がりを夢見て買う」のではなく、「円をデジタル化して、新しい金融サービスを体験してみる」というスタンスから始めるのが良いでしょう。そして、もしDeFiでの運用に挑戦するなら、まずは失っても生活に影響のない少額から、そしてサービスの仕組みやリスクを十分に理解した上で始めることが鉄則です。

JPYCの始め方と、ぼくたちの未来はどう変わる?

さて、ここまで読んで「JPYC、ちょっと試してみたいかも!」と思った方もいるかもしれませんね。ニュースによると、JPYCは早ければ9月にも販売が開始される見込みとのこと。ここでは、一般的にこういったデジタル通貨を始める際のステップを予習しておきましょう。

【JPYCを始めるための3ステップ(予定)】

  1. 暗号資産(仮想通貨)取引所の口座を開設する JPYCはイーサリアムなどのブロックチェーン上で発行されます。そのため、まずは土台となる暗号資産を扱うための取引所の口座が必要になる可能性が高いです。国内には金融庁に登録された取引所がいくつかあるので、まずはそうした信頼できる取引所で口座を作っておくとスムーズでしょう。
  2. ウォレットを準備する ウォレットとは、デジタル通貨を保管しておくための「デジタル上のお財布」のことです。取引所で購入したJPYCを、自分で管理するためのウォレットに移すことで、DeFiサービスなどに接続できるようになります。有名なものに「メタマスク(MetaMask)」などがあります。
  3. JPYCを購入する 販売が開始されたら、取引所やJPYCの公式サイトなどを通じて、日本円でJPYCを購入することになります。詳しい方法は、JPYC社の今後の正式発表を待ちましょう!

最初は少し手順が多くて難しく感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、あとはスマホアプリのような感覚で使えるようになります。

最後に、JPYCの登場がぼくたちの未来をどう変えていくのか、少し想像を膨らませてみましょう。

JPYCのような信頼できる円建てステーブルコインが普及すれば、日本全体のデジタル金融(フィンテック)が大きく前進することは間違いありません。海外とのビジネスがよりスムーズになったり、企業が新しい金融サービスを開発しやすくなったりと、経済全体に良い影響を与える可能性があります。

ぼくたちの生活レベルでは、あらゆる支払いがスマホ一つで、より安く、より速く完結する世界が近づいてきます。送金や決済だけでなく、保険の支払いや給与の受け取り、資産運用まで、お金に関するあらゆる手続きがデジタル上でシームレスに繋がっていくかもしれません。

投資初心者のみなさんにとって、JPYCは「儲けるためのツール」というよりは、「これからの新しい金融の形を体験するための入り口」と捉えるのが良いと思います。このニュースをきっかけに、デジタルマネーやブロックチェーンといった新しい技術に興味を持つこと。それ自体が、未来の資産形成を考える上で非常に価値のある一歩になるはずです。

まずは情報収集から。そしてサービスが始まったら、お小遣い程度の少額から、未来を体験するチケットを買うような感覚で触れてみてはいかがでしょうか。ぼくも、この新しいお金の誕生にワクワクが止まりません!

まとめ:未来のお金の形を体験しよう!

今回は、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC」が金融庁に正式に登録された、というビッグニュースについて解説しました。最後に、今日のポイントをまとめておさらいしましょう!

  • JPYCは日本初の「金融庁お墨付き」円建てステーブルコイン! 国が定めた「資金移動業」というルールのもとで運営されるため、安全性が高いのが特徴です。
  • 価値は「1 JPYC = 1円」で超安定! 発行額と同額の日本円が裏付け資産として保管されているため、ビットコインのような激しい価格変動の心配がほとんどありません。
  • 使い道は「送金」「決済」「DeFiでの資産運用」など無限大! 特に、海外送金の手数料を劇的に安くしたり、DeFi(分散型金融)で円ベースの新しい資産運用を始めたりできる可能性があります。
  • 投資としては「値上がり益」は狙えない! JPYC自体の価格は上がらないので注意。利益を狙うなら、DeFiサービスに貸し出すなどの運用(レンディング)が中心になりますが、そこにはリスクも伴います。
  • 日本のデジタル金融を加速させる起爆剤になるかも! JPYCの登場は、ぼくたちの生活をより便利で効率的にする「新しいお金のインフラ」の第一歩と言えるでしょう。

投資初心者にとって、いきなり大金を投じる対象ではありませんが、これからの社会とお金の未来を学ぶための絶好の教材です。この歴史的な一歩をきっかけに、まずはステーブルコインやブロックチェーンといった新しい技術に興味を持つことから始めてみませんか?

新しい世界への扉は、いつでもちょっとした好奇心から開かれます。ぼくと一緒に、未来のお金の形をワクワクしながら見守っていきましょう!

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